【調布市】神代植物公園 植物多様性センターの「伊豆諸島ゾーン」では火山性草地や海岸岩地の独自の植生や珍しい植物のほか、身近な生き物の姿も観察できます
調布市にある東京都立神代植物公園の植物多様性センターでは、東京に残された貴重な野生植物や絶滅危惧種の保護・増殖、それらに関する教育・普及や情報発信が行われています。

園内は奥多摩、武蔵野、伊豆諸島の3つのゾーンに分かれており、それぞれの地域の自然環境を忠実に再現した屋外展示が広がっています。

その中の一つである伊豆諸島ゾーンには、火山の噴火後にできた不毛の荒地からの植生遷移を表現した「火山性草地エリア」や、波による浸食や潮風の影響を常に受けている場所を再現した「海岸岩地エリア」が設けられています。

火山性草地エリアではスコリアの堆積地に植物が侵入していく様子が分かりやすくパネルで解説されており、海岸岩地エリアではクチクラ層が発達した独自の環境に適応する植物の生態を学ぶことができます。

エリア内を観察すると、「オオシマハイネズ」をはじめとする伊豆諸島ならではの貴重な植物がラベル付きで大切に展示されており、青々とした葉のなかにたくさんの実をつけている様子を見ることができます。

さらに植物だけでなく、エリア内の木製の杭の上でトカゲが並んで日向ぼっこをしているような、多様な環境が保たれているからこそ出会える生き物たちの生き生きとした姿を間近に観察できることもあります。

同センターは開園時間内であれば入園無料で自由に入ることができ、東京の多様な植物や自然の仕組みを気軽に学べる貴重な施設となっています。身近な場所で豊かな自然環境を体現した各ゾーンをじっくりと観察しながら、散策を楽しまれてみてはいかがでしょうか。







